歯科矯正は子どもの頃にするイメージがあるかもしれません。
しかしながら、近年では大人の方々も矯正治療を受けるケースが増えてきています。
歯並びを整えることで美しい笑顔が手に入るだけでなく、口腔内の健康を保つことにも繋がります。
今回は、大人の方々が矯正治療を始める理由や、治療の流れ、注意点などについてご紹介します。
1.大人が矯正治療を行う理由とは？
大人が矯正治療を行う理由はさまざまです。美容的な観点から、口腔内の健康を保つために、噛み合わせを改善するためになどがあります。
矯正治療を受けることで、自分の歯並びや噛み合わせに自信を持つことができるようになるでしょう。
美容的な観点から
歯並びが悪くなると、歯と歯の間に食べかすがたまりやすくなり、虫歯や歯周病の原因になることがあります。
また、歯並びが悪いことで、自分に自信がなくなってしまう人も決して少なくありません。
歯並びを整えることで、美しい歯並びを保ち、自信のある笑顔を取り戻すことができます。
口腔内の健康を保つために
歯並びが悪いと、歯と歯の間に食べかすがたまりやすくなり、虫歯や歯周病の原因になることがあります。
また、歯並びが悪いと、口の中で食べ物を噛む力が偏ってしまい、噛み合わせが悪くなることがあります。
歯並びを整えることで、歯と歯の間にたまりやすい食べかすを減らし、口腔内の健康を保つことができます。
噛み合わせを改善するために
歯並びが悪いと、噛み合わせが悪くなることがあります。
そうなると歯や歯茎に負担がかかり、さらに歯並びが悪くなることに。
また、噛み合わせが悪いと、口の中で食べ物を噛む力が偏ってしまい、歯や歯茎に負担がかかります。
歯並びを整えることで、噛み合わせを改善し、口の中での負担を減らすことができます。
2.大人の矯正治療の適応症とは？
大人の矯正治療は、さまざまな歯並びや噛み合わせの問題を改善するために行われます。
以下に、矯正治療が適応される状況をいくつか紹介します。
歯並びに関する問題がある場合
歯並びに問題がある場合、前歯が飛び出していたり、隙間があったりすることがあります。
これにより、噛み合わせが悪くなったり、歯ぐき病などの口腔内のトラブルが起こることがあります。
矯正治療によって、歯並びを整え、健康な口腔環境を維持することができます。
噛み合わせに問題がある場合
噛み合わせに問題があると、歯や歯ぐきに過剰な力がかかることになります。
これが原因で、歯ぐき炎や歯周病、歯の磨耗や抜歯が必要になるケースも。
また、噛み合わせに問題があると、顎関節症の症状が出ることがあり、矯正治療によって噛み合わせを改善し、顎関節の負担を軽減することができます。
口腔内の健康維持に問題がある場合
口腔内に歯が過密に並んでいると、歯ブラシが入りにくくなり、歯垢や歯石がたまりやすくなります。
これが原因で、口臭や歯周病、虫歯などのトラブルが起こることがあります。
矯正治療によって、歯並びを整えることで、口腔内の健康維持を促すことができます。
美容的な問題がある場合
歯並びが悪いと、見た目にも悪影響を与えることがあります。
特に、前歯が出ていたり、隙間があったりする場合は、笑顔を見せることが億劫になったり、コンプレックスに感じることがあるかもしれません。
また、口元が美しくなることで、自信を持って話せるようになり、社交的になれる場合もあります。
このように、美容的な問題がある場合にも、矯正治療は有効な方法となります。
まとめ
大人の矯正治療についてのメリットや適応症について
大人が矯正治療を行うメリットには、美容的な面だけでなく、口腔内の健康や噛み合わせの改善、話し方や咀嚼などの機能改善が挙げられます。
また、矯正装置の進化により、目立ちにくい装置や着脱式の装置もあり、仕事やプライベートの時間を考慮しながら治療を行うことができます。
適応症には、歯並びに関する問題、噛み合わせに問題がある場合、口腔内の健康維持に問題がある場合、美容的な問題がある場合などがあります。
矯正治療の種類や流れ、注意点について
矯正治療には、歯列矯正、歯槽骨矯正、補綴矯正など様々な種類があります。
治療の流れとしては、まずは無料カウンセリングで希望や症状を確認し、初診でのカウンセリング・検査を行い、矯正装置の装着、定期的なメンテナンスを行うことになります。
注意点としては、矯正装置のメンテナンスや清掃、食事の制限、口腔衛生の徹底などが挙げられます。
矯正治療は今からでも始めることができる
大人でも矯正治療を始めることができます。
また、治療期間は個人差がありますが、平均的な期間は1年半から2年ほどです。
矯正治療は手間や費用がかかるものですが、自分自身の自信や健康のために始める価値はあるでしょう。
