Oral Care -オーラルケア-

歯科医院で行う歯のクリーニングについて

歯医者さんで歯のクリーニングをしましょうと言われたり、実際にクリーニングされている方も多いと思います。

そもそも、歯のクリーニングというのはどういうことをしているのでしょうか?

具体的には、歯垢(プラーク)や歯石を取り除くことで、虫歯や歯周病を予防するための歯科治療の一つですが、歯科医院で行う歯のクリーニングについて、詳しく説明していきます。

歯垢と歯石

歯垢は、口の中で生活している細菌が口内のタンパク質や糖分を分解してつくり出す、黄色く白っぽい粘膜状のものです。

歯垢が歯に付着すると、そこから酸が生成され、虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。

一方、歯石とは、歯垢が長時間にわたって歯についたままになると、唾液中のカルシウムやリンなどのミネラルが付着して硬くなったものです。

歯石はブラッシングやフロスで取り除くことができず、歯科医院での専門的な治療が必要です。

歯のクリーニングの流れ

歯のクリーニングは、歯科医師や歯科衛生士が行います。一般的なクリーニングの流れは、以下の通りです。

  1. 検査

歯科医師が口内を検査し、歯垢や歯石の程度や虫歯や歯周病の有無を確認します。

  1. 超音波洗浄器によるクリーニング

超音波洗浄器を使用して、歯垢や歯石を取り除きます。超音波洗浄器は、高周波の音波を発生させ、歯についた歯垢や歯石を振動させ、取り除きやすくするものです。

  1. 手作業によるクリーニング

超音波洗浄器では取り切れなかった部分や、細かなところを、手作業でクリーニングします。

歯科医師や歯科衛生士が、細かい器具を使って歯垢や歯石を取り除きます。

  1. フロスによるクリーニング

手作業によるクリーニングが終わった後に、フロスを使用して歯の間の歯垢を取り除きます。

  1. 洗浄

歯をみがいた後、口内をすすぎ、残留している歯垢や洗剤を除去します。

また、歯面にフッ素を塗布して、虫歯予防を行うこともあります。

歯のクリーニングの期間

歯のクリーニングを受ける期間は、口内環境によって異なります。

しかし、良い口内環境を保つためには、20代以下の若い人で半年に1回程度、30代以上では3,4ヶ月に1回程度が望ましいでしょう。

歯垢や歯石がたまりやすい方や、歯周病の治療中の方は、より頻繁なクリーニングが必要になることがあります。

歯のクリーニングのメリット

歯のクリーニングのメリットは以下の通りです。

  1. 歯垢や歯石を取り除くことで、虫歯や歯周病を予防することができる。
  2. 歯の黄ばみや汚れを取り除くことで、白い歯を取り戻すことができる。
  3. 口臭の原因となる歯垢や歯石を取り除くことができるため、口臭の改善につながる。

歯のクリーニングの注意点

歯のクリーニングを行う際には、以下の注意点を守ることが大切です。

  1. 歯科医師に健康状態やアレルギーの有無を伝えること。
  2. 歯科医師に治療中の薬やアレルギーのある薬剤の情報を伝えること。
  3. 歯科医師に過去に痛みを感じたことがある場合には、事前に伝えること。
  4. 歯のクリーニング中に痛みや違和感がある場合は、すぐに伝えること。
  5. 歯科医師の指示に従って、定期的なクリーニングを受けること。

最後に

以上が、歯科医院で行う歯のクリーニングについての解説でした。

歯垢や歯石の取り除きを行い、定期的なクリーニングを行うことで、健康な歯を維持することができます。

歯のクリーニングを受けることで、健康な口内環境を維持し、ぜひ美しい歯を保ちましょう。

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